イングランドを想え
」のレビュー

イングランドを想え

KJ・チャールズ/鴬谷祐実/スカーレット・ベリ子

色物受け

ネタバレ
2024年4月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙を見てインド系イギリス人かと思いましたがセファルディ系ユダヤ人なんですね。(なら少し茶色が濃過ぎです、ベリ子先生)そしてこの彼はナヨナヨしたゲイって随分攻めた設定です。お話しの中でもバンバン差別されてますし、この時代のゲイのユダヤ人ってさぞかし生き難かったでしょう。そんな美しい顔立ちで頭の良い彼のお相手は元軍人の木偶の坊のお坊ちゃまって言うのも興味深いです。この彼から男子校の寮や戦地にて同性同士で慰め合う行為をするという事とゲイであるという事には違いがある事を学びますが、それは無しでしょう(笑)こういう矛盾を正当化させる人って本当に多いですけどね。お話しは翻訳のせいか流れが良くなかったです。このお話し事件の謎解きと解決が何だか簡単でその分恋愛の比重が大きいように思いました。
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