タイガの森の狩り暮らし ~契約夫婦の東欧ごはん~
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タイガの森の狩り暮らし ~契約夫婦の東欧ごはん~

霞暁人/江本マシメサ

原作者さまの虜

ネタバレ
2024年4月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 辺境暮らしの丁寧な描写、ここにも有りました。狩暮系は根こそぎいく所存です。
これまた東欧とは…ロシア感があっていい。
都を追われた皇帝の落とし胤(だが庶民)が、行き倒れてるとこヒロインに拾われ、私の旦那だ!と言い張られつつ匿われ生活を共にする話。
極寒の地で自然の恵みに敬意を払って逞しく生きるヒロインが格好良いです。パン焼きの得意な庶民王子は、家事力高いくせに思春期らしい情緒がとってもキュートで、嫁(仮)を心中で猛虎と呼んでるとこ好きでした。孤独に気付かず生活に追われてきた二人が、食卓を共にする事で心穏やかな時間を知る…読み手も温まっちゃうこと請け合いです。
ホッとする〜と油断して読んでたら急に事件性が。ヒロインの出生にも曰くあり匂わせで掘り下げを期待していた所に、急に世界観拡がりそうなピンチ展開で気になって仕方ない(現6巻)。メインストーリーの読み応えが他の狩暮二作より大きい気がする。供給まで待てないんで原作行ってきます。
老師イカス。

追記…原作良かった!ロシアに加えモンゴル的な暮らしぶりも追加で美味しい。
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