【全1-6セット】疎まれ皇女は異国の地で運命の愛を知る【イラスト付】
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【全1-6セット】疎まれ皇女は異国の地で運命の愛を知る【イラスト付】

イチニ/天路ゆうつづ

不憫過ぎるー!

ネタバレ
2024年4月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ マリーアの人生が不憫過ぎます。
第一皇女でありながら父親に疎まれ、都合のよい駒扱いのマリーア。
2番目の夫の死後、城に戻ってもまた駒となるくらいなら、と海を渡って逃げ、市井の人となる。
それまで人を使う立場だった世間知らずのお姫様が酒屋で働くには相当な苦労だったと思うけど、やっと人らしく生きることに喜びを見出だした矢先、死んだはずの元王子兼夫そっくりの男に出会う。
二人ともお互いが自分の思う相手だと確信しつつも口に出さず、身体だけを重ねる日々。同情、申し訳なさ、恨みなどなど複雑な感情を持ちながら、二人は初めて再び引き離される瞬間、お互い恋をしていることを認識する。
ゲルトがマリーアをずっと好きだったことも、何もかも「なんで今なのよー!」である。
いやー、ほんと振り回されました。読みおわったらどっと疲れたけど、ハピエンだったので、読後感は爽やかです。
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