幼稚な恋をどうしよう
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幼稚な恋をどうしよう

ハイ好き

ネタバレ
2024年4月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ もぉ~~紅先生は中毒性がある!
なんでこんなに登場人物が可愛いのですか。
絵がじゃなくて、性格が。
とにかくみんな、健気でピュアなのですわ。

受けは冒頭、ウリやってるシーンから始まりますが、必死で生きてる健気なΩなのです。
そして飄々としながら当然のことのように、フィジカルにも精神的にも受けを助ける攻め。
そこには下心なんて無いし、恋心も始めは無かったのかな。
どのあたりから攻めが受けを好きになったのかは明確には描かれていませんが、危うくて一生懸命な受けを放っとけなくて絆されていくのはよく分かる。

受けは、つま弾きされ続けてきて、それでもたった独り、目標を持って懸命に日々を生きてる。
そこに転校生で現れた攻めに親切にされ気遣われ、嬉しいし好きになるよね。
でも依存しそうになる自分を自制し、距離を置こうとするけど
攻めは引き戻そうとする。ずっとほんわか爽やかに受けを包んできた攻めが必死になって萌える。
もうね、とにかく尊いのです。

2巻(番外編)は短いですが、ヒートでぐずぐずな受けを冷静に優しく「はいはい ちょっと待ちなさい」ってなだめる攻めが 良い~~!
そう、言い忘れていましたが、攻めはαじゃないんです!βなんです!
珍しいですよねー。α出てこないんですよ。
βでもΩのフェロモンにあてられちゃうわけですが。
Ωも相当希少な存在みたいで、このお話の部隊が片田舎って感じなんですけど、きっとこの町に他にΩが居なさそうな感じ。
それでつま弾きにあってるわけですが。
だからαもほぼ居ないのかな?
攻めは都会から引っ越して来たので、田舎に比べて偏見が無いのです。

そういう設定もしっかりしていて、読んでいて違和感がゼロです。
攻めのお母さんもめっちゃ良い人で、2人の未来は明るいでしかない。
また番外編でも続編でも、出て欲しいです!
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