夜明けの唄【単行本版】
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夜明けの唄【単行本版】

ユノイチカ

1巻から5巻までの落差が大きい

ネタバレ
2024年4月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初は凄く好きだった。ファンタジーあり、ミステリーあり、海の謎もちょっとじれったい二人の関係性も全部面白かった。いつか巫子たちは自由になる未来が来ると想像しながら楽しい気持ちで読んでた。
しかし読めば読むほど話が重くなり、5巻に来るともうレ〇プ、児童〇虐〇、大量〇殺など非道残酷な内容ばっかりで、島の謎をやっと解明されたというより、巫子たちの苦しみと辛さを延々に語るほうを重視する内容になって、途中で凄く気持ち悪くなった。ただ事情を説明するためにはそこまで詳しい描写がいらなかったと思う。またここまで来ても、結局色んな事情でエルヴァとアルトはまだまだ互いに頼れない、寄り添えない関係性で、しかも権力の前にいる二人はあまりにも惨めで無力、凄く何だろう、、、絶望というか、読むの疲れた。最後の描き下ろしまで全く楽しく感じれなかった。
5巻まで完読する今、続き読みたいかどうか正直分からない。まだ謎残ったしエルヴァとアルトと他の巫子たちが楽しく生ける明るい未来も見たいが、次も全巻こんなヘビー級の話になると思うと読む気なくなる。
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