家族になろうよ【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
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家族になろうよ【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

倉橋トモ

いつ恋・明け暮れの2人のその後

ネタバレ
2024年4月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ こちらが1作目ですが、最初それ知らずにいつ恋・明け暮れ(2人の学生時代の話)から読みました。←2作品の千秋×和馬が大好きすぎて、こちらも読むのすごく楽しみにしてました。あゆちゃん(巴様の子供)との関わりを通して、色々問題起こりつつも2人が少しずつ家族になっていくっていう話。私は2人のその後が見れて嬉しい〜!っていう立ち位置で読んだので普通に楽しめましたが、読む人を選ぶ作品かなと。
まず、巴様!学生時代は2人を一番近くで応援してくれてしっかりした頼もしい人やったのに、1歳の我が子を2人に預けて海外へ。←コレ不愉快になる方は読まない方がいいかと。私もそれを良しと思っている訳ではないですが、それ以上に巴様が可哀想に感じてしまって。大好きな先生の子供を妊娠したのに、先生が亡くなってしまって。この先生も千秋・和馬が悩んでる時2人の関係知った上で応援してくれたので、まさかの展開で悲しくなりました。千秋・和馬を子供と関わらせる為に、巴様・先生がそういう扱いになったのかな?と考えると切ない(予想なので実際そうかは分かりませんが)
でも、千秋・和馬・あゆちゃんを取り巻く周りの人(家族・元々の知り合い・幼稚園のママ友や先生)は皆良い人でパートナー関係の2人の事も当たり前のように受け入れてくれてるし、何よりあゆちゃんが家族の形ついて友達からひどい事言われた時に堂々と笑って自慢してたのが凄いなと思いました。さすが巴様の子供!
3作品どれから読んでも話は通じますが、今作読むのであればいつ恋・明け暮れも絶対読んで欲しいです。それくらい2作品が面白いし、素晴らしい内容なので。あと個人的に、和馬の髪型が変わってて昔のが可愛かったから少し残念って思っちゃいました。
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