冷静な金岡と感覚で動く藤田の組合せがいい

ネタバレ

2024年5月1日

このレビューはネタバレを含みます▼ シリーズ三作めという事で、私はタイトルの『調教』から深く考えずに購入しましたが、読む段階になって「生活」が「性活」になっている事に気づきました。上司→彼氏と来て、ついに同棲という事で、生活と調教から連想される「性」とをかけたんだよね。凝ってて面白いなと感心のですが…あとがきでまさかの「タイトル決めに苦心した」話を聞いて、ボツのセンスも凄いなと笑いました。
内容は、またしても恋にありがちな当て馬らしき人物登場〜で、藤田と一緒に「どんな関係があるのか？」考えながら読み進めるのが楽しかったです。でも、数々の疑惑のオチが「コンプラ違反」とは思わず、意表を突かれました。
ポリネシアン〜の流れも、何もかも計算尽くの金岡が天晴れなのと、そんな金岡にしてやられた藤田の「ハメられたー」のセリフに、「策略にハメられる」と「物理的にハメられる」の２つの意味があると気付いて、タイトルの『性活』に気付いた時と同じ感動がありました。

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ジユンチさん

(女性/50代) 総レビュー数：855件

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