壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている
ミナモトカズキ
このレビューはネタバレを含みます▼
7巻まで読了の感想です。☆10ですね。正直、絵柄とかそこまで好きじゃなくて、無料のから読み始めたのですが、めちゃくちゃよかったです。1巻しか読んでない方が低いレビュー書かれてるのが悔しいです。5巻くらいから泣きそうな場面があって、私はちょっとした物書きしてる者なので、猫屋敷くんの同業者全て敵、みたいな同人に向ける気持ちがすごく分かる部分もあるし、7巻の一星とのことを書いた話にマジで泣きました。色んな話を読んできた方も、素直に感動できるんじゃないかな。BLとして読むには物足りない部分もあるかも知れません、でも、BLの中でも、エロだけじゃない現実的な世界をきちんと書かれている稀有な作家さんだと思います。何を求めて本を買うかで評価は分かれるのでしょうが、最終的な作品への評価とか感じ方って、書いた方の滲み出た品性、それが琴線に触れるかどうかだと思います。ヒューマンドラマ見たい方には、ぜひ読んで欲しいです。猫屋敷くんはずっとブレないし、一星も変わらない。その中で、恋愛以外のこともきちんと描いてふたりの関係を進めていってくれるので、続きが読みたくて仕方なくなります。ゆっくり静かにふたりが共にいられる事を今後の巻で見ていきたいと思います。
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