このレビューはネタバレを含みます▼
ハイ、アニメが始まりましたね〜!アニメの絵が綺麗でオスカーカッコいい〜!!声もすき!となって即6巻まで購入した者です。ほぼネタバレなしでこの物語に出会うことができて、感謝です。出来れば初めの方にのってる登場人物紹介とかカラーページの会話なんかも読まないで入った方がいいよ!個人的には、1巻であんなにベタベタと甘やかしてくれたオスカーが、4巻目で巻き戻ってからはちょっとクールで冷たい感じになってしまったことや、別の人と結ばれるエンドもあったという事実、2人が出会う前にいた情人なんかで結構メンタルやられました。つらかったですね……ティナーシャにとってのオスカーは唯一無二ですが、オスカーには代わりの女がいるんだそうです。でも、そう言われたオスカー自身傷ついているような、苛ついているように見えたのはちょっとよかったです。救いがある。それに、最後まで読めばわかりますが、やっぱりオスカーにもティナーシャ以外の人なんていないんですよ。この辺の辛さや切なさはぜひ読んで感じて頂きたいな。壮大な物語でした。特に4巻とかの女王になって、私人を制限したティナーシャとか見てられんかった。大好きでも一緒にいられない未来があるのかと、あの時は生きた心地しませんでした。そういう綱渡りみたいな気持ちに何度もなりました。この世界はどうなっちゃうのかとか、ヴァルトは何者なんだとか、目が離せない展開が続いてあっという間に読了です。とても楽しいゴールデンウィークになりました。やっぱり世界は塗り替えられる度に、人格とかも少し違う自分になっているんだと思います。個人的には3巻までのオスカーが一番すきですけど、その後の好きになってはいけない、自分には手に入れようもない女なんだと自制しつつも、一年に一度は自分がプレゼントしたドレスを着せて飾りたいと言っているオスカーも捨てがたい。ぜひ、みなさんの好きなオスカーを見つけてほしい。