花丸漫画 坊主かわいや袈裟までいとし 特別編
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花丸漫画 坊主かわいや袈裟までいとし 特別編

本間アキラ

お坊さんを堪能〜旅行編〜

ネタバレ
2024年5月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ スピンオフ…弥勒と大円の旅行編。(特別編1は「兎オトコ…」にも収録されています。)2人の行き先は京都観光と延暦寺…じゃなかろうか…、宿坊のお話。約50ページほどの短編なのですが、弥勒、大円を出迎えた宿坊のお坊さんから、何か、サイコパス的なものを感じて濃いお話でした。

勝手な妄想なのですが…

妄想1、背中にお釈迦様の刺青を背負っている宿坊のお坊さま。それは筋彫りじゃなく、完成されていました。元その道の方なのか、まだ抜けてないのかも知れないなと。小動物まで手懐けています。(なので大円も…なのかなと)

2、大円の入浴中にお釈迦様も入ってくるのですが、不気味です。
誰もいないと、ひとり入浴中の大円。彼が浴室にひとりなのは知っていただろうお釈迦様は想像するに、狙って入って来たのかなと。

従業員も使わせてもらっていますのですみません、と断りを入れながらでーんっと、浴槽に座る大円の目の前に、でーんっとマッパで立つ!…なのに表情はお釈迦様…(変だよこの人…)

お釈迦様の、なにの美しさにも感動する大円を尻目に、ほら、はよ見なされ的に絶妙な位置の桶に座り、背中の彫りをチラ見せさせながら、丸坊主なのに頭からシャワーをするお釈迦様…(ひぃぃぃ😩何がしたいんだか意味不明💦)

体調不良で湯あたりした大円を介抱し、弥勒を呼ぶお釈迦様。(これがしたかったんだな…)

そんなお釈迦様に最後は説法を説く弥勒くん。流石だよーー😩
でも弥勒くんにも似た様なsっ気は感じます。

最後に、作者に玄人さを感じたのが作中のそれぞれのコマでした。特にお釈迦様を描いたコマからは、きっとその角度から彼を見たら1番美しいんだろうなと。美しかったです。

また、でーんっとマッパで立つお釈迦様を、作者は正面からは描いていません。後ろからでした。その後ろ姿にウルトラマンのお尻を思い出して…本当にそれっ!の美しさでした。(その辺りのあれやこれや…めちゃくちゃ、めちゃくちゃ分かります、作者様😩)

男性の肉体美はこの角度からが1番でしょ?…と。そんな作者のキャラ愛も感じた浴室でのシーンでした。

拝んでしまいたくなる数ページでした。

2人の恋人モードはまたしても見せてもらえず…(作者様…つ、つらい😩)

そんなお釈迦様の素顔が見えたのが2人を追ってやってきた照蔵さんを迎えた時…というのは大笑いでした。濃いキャラでした。
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