このレビューはネタバレを含みます▼
読後、あまりにも苦しくて切なくて、掻きむしりたくなるような感情が怒涛のように押し寄せ、暫くは立ち直れないのではないかと思った時、エルンストとガンチェ、お互いを必要とし、唯一無二の伴侶として一生懸命に生き抜いた証としての約束事、
『共に行きましょう』
『共に生きましょう』
『共に逝きましょう』
という言葉を思い出し、読み返しました。
やっぱり涙なしではいられませんでしたが、ガンチェがエルンストに遺したもの、そして二人が私に遺してくれたもの、言葉では言い表せないものに救われたように思います。
この作品を生み出して下さった作者様に感謝を捧げます、ありがとうございました。