心臓の融点
」のレビュー

心臓の融点

美山薫子

作者が描く受けは可愛い😩

ネタバレ
2024年5月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様、新刊。「パーフェクトアディクション」で知った作者だったので、他ジャンルの作品は知りませんでした。女性の気持ちもがっつり入った56ページ、ホラーでした。

主人公春永と壱千の出会は、春永の弟が壱千を呼んだのかな?と思ったら、その後のセリフが沁みました。
それが痛いと言うのは弟の感想なのかな?と。弟は弟で兄を心配していたんだろうなと思ったら、 故人になると想いは一方通行なんだなと、悲しくなりました。

その縁を繋いだ壱千とそこから春永と関係を持つまでに、何があったんだろう…と想像しました(短編じゃなかったら)

ホラーのメインは呪いでしたが、親友同士女性2人の友情は友情ではなくなっていた…に、ぎゃーでした😩 魔が刺すというのは、ああいう事なのかな?と思ったり。

呪いを完成できたのは2人で行った旅行の方角なのかなと思ったら、落ちついて!と思ってしまった。本人にバレてしまったら後は友人に返るんじゃ、と思うのに…彼女は…😌

幸せな彼女を羨ましいと、妬んだ友人にそうさせる彼女の言動が何かあったのだろうなと。そこに魔が刺してあんな事になったのかなと思ったら、壱千がセフ レのままでいたいと、自分の気持ちを認めるのが怖いと言うのも納得で、そんな不安な気持ちも春永にもっと愛されたらさ…と彼が可愛かったです。

壱千の過去や春永と壱千のラブラブの続編を願って…。

感謝です✨
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