もう興味がないと離婚された令嬢の意外と楽しい新生活
和泉杏花/さびのぶち
このレビューはネタバレを含みます▼
病に伏せている国王に代わり、国の執務を執り行う王太子カロル。富の再建のため精霊の加護無しの王太子妃ヴェラを捨て、加護有りの令嬢との再婚を選んだところからお話は始まります。実家からも見放されたヴェラは、曾祖父の家がある元王太子アランが治める極寒の国へと移り住んで…。カロルの国を思う気持ちも分かるのですが、あんなにポップに離婚を言い渡さなくても…笑顔が腹立たしいですわ。ヴェラとアランの距離がぐんと縮まって、ヴェラの隠された秘密がわかりそうなところで二巻が終わりました。二人の間にカロルの横槍が入らないことを願いつつ、三巻が待ち遠しいです。
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