使用人令嬢の受難 ~記憶喪失の婚約者と二度目の恋~
としなが朋佳
このレビューはネタバレを含みます▼
内容も何も知らずに絵に惹かれて手に取ったらハマりました。分冊版より合冊が好きだけど、まだ販売されておらず…4巻が出たので早く先が知りたく、合冊を待ちきれず購入しました。やっぱりハラハラドキドキキュンキュンと先が気になり待ちきれないよー!
親が貴族の身分を捨て駆け落ちし、庶民として暮らしているヒロインと、高位貴族の後継ぎという重圧を抱えるヒーローが出会い、奇跡的に結婚することに♡ その前に貴族としての作法などを勉強するため貴族の学校へ通うことになるヒロイン。離れ離れの間に気が変わらないかと不安もあるけど、2人の未来のために必要なこと。ところが、卒業して戻ってきたらヒーローに異変が!なんと、心変わりならぬ記憶喪失となっていた。ショックなヒロイン。存在を忘れられて隣にいることさえできなくなったヒロインは、悩みながらもヒーローに思い出してもらえるよう接触する。けど、お金目当てか!と罵られ衝撃を受ける。あげく婚約者という身分も無くなってしまっていた。ヒーローは記憶を呼び戻すために「キスをすると記憶が戻る」という言い伝えを試してみたところ、断片的に記憶が蘇ってくるも、ヒロインへの気持ちまでは届かない。出会うたび、心惹かれるにしても決定的なものがなく、家業を引き継がなければならない、その立場を貴族同士の結婚しかないのだと親に諭され、記憶喪失前の自分は何を思いヒロインと婚約したのか?と思いを馳せる。そんな2人の周りの登場人物は多く胡散臭い奴ばかり。2人の邪魔をするもんだからなかなか簡単にはいかない。ヒロインの身分がいつかどこかで戻るのか?まぁ、ヒーローのお家事情がかなり関係していて記憶喪失も家来の…親の指示だろうなぁと思える。内容的には重いけど、ヒロインが可哀想なんだけどとても明るくちょっぴりユーモラスなシーンもあり魅力的です。それにしても一筋縄ではいかなそうで先は長いだろうなぁ〜。それでも面白いし楽しみなので読み続けますよ(^^)
いいね