このレビューはネタバレを含みます▼
全寮制高校で風紀委員長を務める佐藤真広は、いつも寝坊で遅刻する問題児•遊馬翔と同室にされてしまいます。大きな身体にゆるい性格の愛されキャラ•遊馬は誰が起こしても起きない寝起きの悪さなのに、真広を抱き枕にするとぱっちりと目覚めます。それは学校での昼寝でも功を奏し、遊馬はどんどん真広に懐いてゆきます。その図々しさに真広はキレてしまうのですが、遊馬が眠っている時に、起き方がわからず二度と目覚めないかもしれない恐ろしい明晰夢をみていることを知ります。真広が必ず自分を起こしてくれるのが嬉しくて調子に乗ってごめんなさいと言う遊馬に、責任感の強い真広は絆されてしまうのでした。やがて抱き枕に目覚めのキスが加わり、真広がじわじわと取り込まれてゆきます。おっきなテディベアみたいな遊馬がホワワンとした空気感で、小さくてカリカリ真面目な真広との距離をグイグイ詰めてゆくラブコメです。2巻では3年生になって同じクラスになり、バカップル一直線な二人が修学旅行に行きます。