このレビューはネタバレを含みます▼
ふとした出会いからの気になる人をこっそりと愛でる描写…なんてエモいんでしょう。自身のマイノリティに葛藤、そして苦悩する享くんの姿に胸を締め付けられますが、この子の優しさには心が解れます。(実父にだけ塩対応なのは笑 せめてお土産くらいは…)
競馬やカメラにも明るくないので、なるほど情報もあり興味津々で楽しめました。
しかし、誠さん…クズ社長にざまぁはないんかいとなりますが、そういうストーリーではないんですね。ここはモヤりますが、こういう状況に耐え抜く人って芯が強いんだなと。それ故にもどかしさと戸惑いを覚えました…誠さんそんなの我慢しちゃダメ。見てられないよ…しかし、そこは享くんが代わりにキレてくれたのでよしとするか。いやもう心の臟がギュウ…となります。うわーん、いたい、痛いよ。
それにしても、少々くたびれた儚げでひたむきなオジサマのなんと色っぽいことかと。ため息が出るほどたまらん作品です。いつまでも、となりにエターナル