孤独な闇夜に太陽の光





2024年6月7日
繊細に描かれる表情、美しい島の光景、光と闇の対比。卓越した表現力で、まるで頭の中に鮮やかに映像が映し出されるよう。
夜の海で孤独に戦い続ける、強くて美しく儚いエルヴァ。エルヴァを慕い寄り添う、太陽のように明るく純粋なアルト。
出会った頃はあどけなく、エルヴァのあとをくっつき回っていた少年がいつしか逞しく精悍な青年になり、成長が止まってしまった小柄なエルヴァを守り包み込むように眠る姿はこの上なく美しく描かれ、胸に響く。
読むうちに、二人は元来対であり、性別や主従関係を超え惹かれ合うことが必然であるかのように思えてくる。
依然として舞台の島には謎が多く、それらが徐々に明らかになった時、二人の関係性がどう変化していくのか、次巻以降が待ち遠しい。
BLという概念に収まらない、ファンタジーの傑作。
夜の海で孤独に戦い続ける、強くて美しく儚いエルヴァ。エルヴァを慕い寄り添う、太陽のように明るく純粋なアルト。
出会った頃はあどけなく、エルヴァのあとをくっつき回っていた少年がいつしか逞しく精悍な青年になり、成長が止まってしまった小柄なエルヴァを守り包み込むように眠る姿はこの上なく美しく描かれ、胸に響く。
読むうちに、二人は元来対であり、性別や主従関係を超え惹かれ合うことが必然であるかのように思えてくる。
依然として舞台の島には謎が多く、それらが徐々に明らかになった時、二人の関係性がどう変化していくのか、次巻以降が待ち遠しい。
BLという概念に収まらない、ファンタジーの傑作。

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