このレビューはネタバレを含みます▼
先生の作品を懐かしく眺めていたら、通っていた書店まで思い出しました。
17歳。テレフォンカード、ロフト、コロナビール…自分探しにバックパックでインドへ…(実家が裕福じゃないと出来ない事😩)17歳、ひとり暮らしのアパートの広さ…。(14日まで1巻無料)
そんな社会だった頃のBLは、やっぱりお前だけだったなのかな?と思いました。
2人の気持ちは今だとドキドキ、恋なのですが、あの頃は独占欲の様なドロドロから始まって、こんな俺をお前だから許し(攻)受け入れてくれて(受)…互いの心は溶けあって、離れていようが想うこれが愛なのだと。だからそれはリバじゃないと成立しない場合が多かったのかな?と読みながら振り返りました。
互いに女性の恋人がいたり女性を知っていたり、だけどお前だけは違うと。そんな特別な2人だから読み手は尊さを感じたのかなと。その関係性が”BL”だったなと、懐かしく感じました(性のあり方などは関係無かったのかなと…。)
暴行、NTR(同性、異性)、普通、普通じゃないの明確さ、父親の厳格さと社会の厳しさ、そして死という描写が身近にありました…(主人公cpが生きているだけで有難いなと)
ページ数を感じないくらい、あっという間の全3巻でした。アパートでは声の心配をしないのにシティホテルではする所に時代を感じ、内田先生の黒髪キャラにはファンだと仰っていた当時の稲○さんを思い出しました(長生きして下され…。)この作品、内田一奈から一菜先生になってシリーズになっているそうです(「して。」…一奈、「motto!」、「ヌーディスト。」…一菜)しうこ先生もそうですが、末永いご活躍をと…願っています。