傲慢な貴公子はオメガに堕ちる ~隷獣アルファを愛した代償~【イラスト付き】【単行本書き下ろしSS付き】
珈琲きの子/MEGUM
このレビューはネタバレを含みます▼
ちょっとーーー!タイトルが…お話と合ってない気がするのですが…。ヨアンのどこが傲慢なのーー?確かに初めはお子ちゃまが無邪気にペットを飼うくらいの感覚でイェレを選んだかもしれないし、王都に住んでた時にちょっとイェレを見せびらかしたかもしれないけどー?強いて言うなら、せめて思い出が欲しいと魔が刺したことだろうけど。そのせいで、身分も尊厳も財産も、イェレの優しさまで、何もかもを失うことになったヨアン。しかもヒトにはあり得ないとされるオメガだという…。これは…いわゆる「受けザマァ」というやつですか?確かに無知なままイェレの尊厳を傷つけたかもしれないけどーー。無知を罪だというならば。それにしても過酷すぎる…。オメガに「堕ちた」のではなく、獣人を愛するために「開花」したと思いたい。あの時から止まってしまった時間が少しずつ動き出し、事件もありつつ、次第に心を通わせていく2人の姿。読み応えありました!
いいね