BLの垣根を越えて読んで欲しい





2024年6月10日
ものすごく感動した。
辛くて泣き、報われて泣き、ラストは幸せと切なさが入り混じりながら泣いた。
決して明るくない話。ずっとラブラブではない。もうこれ以上辛くしないでってところまで読者も追い込まれる。だけど、いよいよのタイミングで救われて、でも単純にオールハッピーに救われたわけではない。
さじ加減が素晴らしく、あっという間に読み進めてしまった。
凪良先生の清らかな文がまた、素敵。表現方法や句読点、間、すごく好み。
ページ数の半分以上、孤独感と不安感、それぞれの報われない想い、抗えないもので読み手も心が苦しくなるのに、仄暗い後味ではなく木漏れ日の柔らかな光のような印象を残すのが、流石としか言いようがない。
最後の章はとくに印象的で、涙なしにはいられない。すごく良い章だった。心臓を抉られ、でも良い人生だったねとしばらく涙が止まらない。ラストの章で余韻がより深くなり、エピソードを思い出すたびまた泣けてくる。
挿絵も、この物語の印象通り。そのことにも感謝したい作品。
BLだと敬遠せず、ぜひ読んで欲しい1冊。
辛くて泣き、報われて泣き、ラストは幸せと切なさが入り混じりながら泣いた。
決して明るくない話。ずっとラブラブではない。もうこれ以上辛くしないでってところまで読者も追い込まれる。だけど、いよいよのタイミングで救われて、でも単純にオールハッピーに救われたわけではない。
さじ加減が素晴らしく、あっという間に読み進めてしまった。
凪良先生の清らかな文がまた、素敵。表現方法や句読点、間、すごく好み。
ページ数の半分以上、孤独感と不安感、それぞれの報われない想い、抗えないもので読み手も心が苦しくなるのに、仄暗い後味ではなく木漏れ日の柔らかな光のような印象を残すのが、流石としか言いようがない。
最後の章はとくに印象的で、涙なしにはいられない。すごく良い章だった。心臓を抉られ、でも良い人生だったねとしばらく涙が止まらない。ラストの章で余韻がより深くなり、エピソードを思い出すたびまた泣けてくる。
挿絵も、この物語の印象通り。そのことにも感謝したい作品。
BLだと敬遠せず、ぜひ読んで欲しい1冊。

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