星の聖人 ~追放された男の聖女~
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星の聖人 ~追放された男の聖女~

小夏うみれ

男性が聖女?(聖人)で何が悪い!

ネタバレ
2024年6月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 男性が聖女という珍しい設定。代々、一族から聖なる力を有する者が現れる家。これまでずっと女性だったのに、なぜか当代は男性が引き継いだ。外見も、今までの聖女とは全く違って、一族からも、一般市民からも、気味悪がられて虐げられている。でも、ちゃっかり彼の力と、彼の生み出すエリクサーは(当たり前のこととして)活用している。なんなんでしょうねぇ、この国。2巻で、国王が、聖人を追放した王太子を叱責する場面で「当代の聖人が作るエリクサーは、品質が最高で、我が国の重要な輸出品だ。聖女が男性なのは初めてで、王である自分も戸惑って…云々」とあったのですが、王自身も搾取するだけ搾取して、彼の立場を守ろうとしなかった…、最低です!まぁ、最低の最悪に貶めてこそ、隣国での生活が光ってくるのでしょうが。わかっていても、気分が悪いですね。BLとしては、かなりソフトです。絵も綺麗で、好みです。
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