このレビューはネタバレを含みます▼
有名な作品、ふしぎ遊戯始まりの物語。一番最初に神獣を召喚した玄武の巫女の物語。ふしぎ遊戯を読んだ時面白かったのですが玄武の巫女と白虎の巫女、そして朱雀青龍編には登場しなかった玄武、白虎の七星士がどんな人達なのかすごく気になっていたんです。だから玄武開伝を読むことが出来て嬉しいです。主人公の多喜子は美人で清楚で気品があって聡明で守られるだけではなく自ら戦うことが出来て物凄く大好きになりました!シリーズ物って~編は面白かったのに~2編は面白くなかった。期待を裏切られたってことが多々あるのに玄武編はそんなことなく期待以上に面白く、世界観がそのままで同じような設定なのに朱雀青龍編とはまた違った魅力や展開があり楽しめました。神獣を召喚して国を救った前例がないからこそ、最初の巫女だからこその苦難や困難が丁寧に描かれてました。そして何より主人公の多喜子とヒーローのリムドのカップルが素敵すぎる!旧作で玄武編は悲劇で終わるかとハラハラしてましたが、悲しみの中にも救いがある切なくて感動するラストでした。ふしぎ遊戯シリーズで玄武編が一番好きです。