このレビューはネタバレを含みます▼
表紙の色使いがとても「和」という感じで大変美しいです。カラーページもずっと見ていたくなる美しさです。歌舞伎界の御曹司二人が恋をして、色々な障害を乗り越えながらお互いに役者として成長し、唯一無二の相方になっていくお話です。歌舞伎とか正直一ミリも興味がなかったのですが、夏目先生が描かれるなら最高の作品だろうと信じて読みました。読み終わってすぐに2回目読むくらい最高でした。演目の説明や巡業の様子など、歌舞伎の知識ゼロの人間にも大変わかりやすく、女役の惣様がとにかく美しい。最終巻のお富を演じてる惣様の表情、マジで最高です。歌舞伎を生で見たくなりました。もともと夏目先生の大ファンでしたが、今作もずっと手元に置いて何度も読み返したい名作です。心の底からお勧めします。