見上げるGlare
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コオリ/円陣闇丸

高嶺の〜擬態するが面白かったから買った

ネタバレ
2024年6月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 攻めの視点がなかった!残念。2人が離れている間、飛び級して大学生になるまでが不明すぎて惜しい。受けに待っててって言うくらいだから、ちゃんといろいろ我慢してたんだよね?そういう初々しさとか、攻めが手慣れてない感じあってもよかったんじゃないかと少し思った。リードしてくれる攻めは大好きだけど、この攻めは受けより11歳も歳下で、読者的にはつい最近まで小学生だったんだから、そこは受けにも少しはがんばってもらって、2人で協力するえっちみたいなんであって欲しかった。(強欲な読者だ)攻め何もかも完璧すぎて、ちょっと人間味が薄かった。エリート街道爆進中。そういうのを本編のあとに少しは埋めてくれるかと思いきや!攻めのお母さんの元パートナーとかいう人が突如現れて、受けのこと分析しはじめたのはマジでいらなかった。そんな会って数分の人に人格断じられるのイヤかな。攻めも受けもお前はこうだ!みたいに、決めつけられて、なんでアンタからそんなこと言われなアカンの?という感じで、しかもテーマパークに遊びに来てる時にだよ??無粋にも程がある…いろいろと、前作より思うところありました。「デビュー作が面白かっただけ」で終わらないでほしいという気持ちがあったんだけど、どうかなぁ…。お話自体は結構面白かったんですけど、攻め一家の両親カップル仕様とか一切説明ありませんでしたね。あ、そこは掘り下げないんだ、と。作者様の萌えはいろいろあるみたいだったのに、そこは別に掘り下げて書きたいわけではなかったのか、と。じゃあ、一瞬しか出てこない攻めのお母さんとか最後まで出てこないくらいの方が面白くない?とか思ってしまった。別にご両親の仲悪いとかではないんだよね?パートナーと伴侶が別にいることの良さが何かあるなら作中で語って欲しかったよ。プレイパートナーと伴侶はイコールである方がいいと思ってるから、攻めの一家は個人的にかなり複雑な家庭に思うし、合理性あるのかもしれんけど、攻めの人格形成になんかしらの影響あると思うのに、そういう話も特になかったよ。攻めはお父さんのことライバル視(敵視?)してたけど、それももう少し厚みのあるエピソードがあればよかったなぁ。だって、お父さんの方が受けと歳近いよね?もしくは攻めとほぼ同じくらい離れてるんじゃないのかな。父が凄い素敵な人だったので、意外と受けと絡みなく残念。もっと嫉妬の材料になってほしかった。
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