察しが良すぎる小野センパイ
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察しが良すぎる小野センパイ

羽毛

テンションの高さについていけなくなった

ネタバレ
2024年6月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大学もバイト先も一緒の小野先輩と後輩の祐川のお話。

試し読み部分が面白くて購入。

無表情でコミュ障で大食い(色々豪華なキャラ付けされてます)の祐川のセリフ(モノローグ?)がいちいち面白いです。
キスされながらオムライスとかハンバーグに共感するとか…。
ヤバすぎます(誉めてる)。

ただ、3話くらいからちょくちょく引っかかる点が出てきてしまいました。
とりあえず小野先輩が祐川を好きになる理由が微妙だな、と。
もともと素養があったのならまだしも、色々不憫な祐川を見て俺が何とかしてあげたい=恋愛的好きにつながる? と疑問に思ってしまいました。
ただのお世話好きでは?

その後はどんどんエロ方向に走ってしまい、そこらへんの掘り下げがあまり無かったのが残念。
祐川がエチに積極的だったのは意外だったけれど、まぁ可愛かったので良かったのですが、ただおおっというくらいの萌えは無かったんですよね。
何でしょうか。絵か? 絵なんですかね?
この作品は絵云々より勢いだと理解はしているのですが。

それでも、もう少しテンションの高さで突っ走るだけではなく、一旦立ち止まる丁寧さが欲しかったかな。
くっ付くかどうかみたいな、付き合う前のモダモダがもっと見たかったなぁ。
最初の方の優しい先輩に慣れず、テンパる祐川がもっと見たかったです。
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