おねがいヒーロー涙をみせて【電子限定描き下ろし付き】
早寝電灯
このレビューはネタバレを含みます▼
幼なじみで大学生同士、シノとユキの話。早寝電灯さんは一番好きなくらい好きな作者さんで、本作も単行本になるの待ちに待っていたので発売されて嬉しくて早速買いました!早寝さんの幼なじみ両片想い、最高でしかなかった。まだ子供の2人がお互い距離を取ってて、大学生になるまでに気持ちを温め合って、その自覚がユキは遅かったし過去のトラウマがあって素直になれなくて。そんなユキをまるっと包んでじっくりと待つシノ…待てるって大事。ユキが自分で自覚して自分で行動を起こさないとダメだったし、そうなるのに時間が必要だったんだし、好きだからこそシノは待てたんだな。ユキ、涙を流せて良かったね。卒業して離れそうになった時、シノが頑張って関係を繋ぎ止めて、そして今度は2人の関係を発展させるのにユキが頑張って…お互いよく頑張ったよ…。2人の温かい時間を見られて幸せ。早寝さんの作品は人と人の繋がりや距離を大事に大事に素敵に描くなあ、早寝さんに出会えて作品が読めて幸せだな。印象に残ったセリフ「踏み込まなければ変わらずにいられることもあるけど、踏み込まずにいて変わってしまうものもある」
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