このレビューはネタバレを含みます▼
先生の作品は作家さん買いの方向で集めていますが、私のややせっかちな性格上、1巻完結など早めに読み終える作品を選びがちで…気が付いたら一番長く積んでいました。で、読んでみたらやっぱり面白くて「なぜ早く読まなかった」と思いました。
両親の再婚とその周辺の事情については、ギャグっぽくてやや盛ってる感があったけど、義兄弟関係のアレコレは楽し過ぎました。次から次へと繰り出されるギャグ展開に笑ってしまいましたし、3巻ではキャラ設定とストーリーだけでなく絵でも笑わせてくれました。56ページ辺りの往年の漫画家さんチックな絵とか、66ページ右下の◯太郎的な絵とか、いつもと違うデフォルメされた絵を見て吹き出してしまうくらい面白かったです。
それから擬音みたいなやつで…「あ行」に濁点が付いているのはよく見かけますが、「え」に半濁点が付いているのは漫画人生初で、細かい所まで抜かりなく笑いに走る姿勢が凄いなと思いましたし、3巻通してずっと楽しませてもらいました。