この聖なる束縛に
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この聖なる束縛に

華藤えれな/実相寺紫子

シエスタとブラッドオレンジ

ネタバレ
2024年6月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 神父になるため北海道からローマの神学校へ留学していた透真、25歳。生みの母はロシア人の娼婦。中性的な見た目から同性の関心を引くことも多く、養母曰く、多情な母の穢れた血がそうさせると言い聞かされてきた。この養母も毒親。ある事件で身体を許したシチリア男にも、命を救った義弟にも裏切られ、日本に帰ることもできなくなった透真。火事の後遺症で左目の視力を失い、上半身にはいまだに痛むケロイドが残る身体になった透真は、シチリアへ向かう。そこで再会した人とはーー。◆シチリアマフィア。コーザ・ノストラ。映画「ゴッドファーザー」を彷彿とさせます。めちゃくちゃ魅了的な世界観と、えれな先生お得意の【暴君攻め】なんですけど、うーーん。なぜか…透真に共感できなくてーーー。なんでかなー。同情要素いっぱいなんですけと。ごめんなさい😓暴君アルフィオは好きです!
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