このレビューはネタバレを含みます▼
読むと辛くなるのがわかっていたけど、踏ん切りがついたので挑戦。
人それぞれ大なり小なり背負っているものが違っていて、自分がどういう人間か認める事も受け入れる事も大変なことです。
今作の主人公はまさに立ち向かっている多感な年頃の少年達。宇野くんの涙に胸が張り裂けそうになりました。
ただ辛くなるだけではなく、心通わせる二人が愛しくて微笑ましくて…すごい作家様だなと思います。
綺麗事ばかりではないけれど、どうか彼らの人生が絶望の果ての苦行になりませんように。笑顔のある未来になりますように。今この瞬間にも悩み苦しんでいる何処かの誰かにとっても…