300頁超の大作でじっくりと





2024年7月3日
ゆっくりじっくりと幼馴染みの2人の成長が描かれていて、紆余曲折ありながらも乗り越える姿に好感が持てました。LGBT に対する偏見を無くすよう世論は動きつつあるけれども、未だに同性同士婚姻が認められていないこの国を憂慮せざるを得ない。「同性カップルは非生産的」と恥ずかしげもなく発言する愚かな国会議員が再選されている現実に、世間のLGBTQ に対する偏見が軽減されてはいないと実感する。同性婚を認めることは誰も不幸にしないはずである。どころか不自由で不幸な生き方を選択せざるを得ない人々を確実に減らす事ができる。同性婚反対の信奉者は一体何を守ろうとしているのか?全く理解しがたいし、一生そんな人たちの思考を共感できないだろうと思う。このお話でも、興味本位に同性カップルを非難するモブ達が登場するが、主人公達の家族が理解ある人々であって良かった。

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