隣人に恋しても大丈夫か?【単行本版(限定描き下ろし付き)】
安里
このレビューはネタバレを含みます▼
「お客さまに恋してもいいですか？」のスピンオフ。前作のタイトルは敬語なのに本作タイトルが「大丈夫か？」なのは端的に主人公の性格を表していますね。
本作が受け入れられるかどうかは、ひとえにハリーの性格を好きになれるかどうかじゃないかな。声が大きくおしゃべりで騒がしく、優しいけれどおせっかい。そのため終始ドタバタ感が…。だからか失恋で失意の山城に接するのだけど、いまいちキュンとこなかった…。
ハリーが自ら博愛主義と言う通り、人への接し方はだいたい同じ具合で、イギリス時代でのルイへの接し方もそう（スピン元2巻）。でもなぜルイは親友のままで、山城には特別な感情をもったの？山城のどこに惹かれたの？その辺りが曖昧だったかなぁ。
でも前作同様コメディ要素が多くて面白いし、体格差エッチもよかった。絵もとても好きです。
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