泥沼
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泥沼

ともち

作者買いです

ネタバレ
2024年7月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ ドロドロ系あまり得意ではないんだけど試し読みで気になって読んでみたらやっぱりハマった…というのが、この作者様の描く作品。毎回胸を痛みつつ最後まで読んでしまう…笑。後書き読むに、続編決定してなかったのか一巻には表題作と他一作入ってました。タイトル通り「泥沼」な一巻。5年付き合ってた大好きな彼氏(光一)と三ヶ月会えてなくて、ようやく会えたと思ったら体裁を守るためにいきなり結婚してた!?光一は全く悪びれる事なく、結婚したけど充(受)のことは好きだから今まで通り付き合うとかふざけたこと吐かしてます。しかも結婚指輪を尻に入れられたままセック◯させられて…もう!作者様のキチクさには身悶える〜涙。裏切られたのに好きだから抵抗しきれなくて、流されていいように扱われるの辛い。そんな中、相談に乗ってもらってたバーのマスター(翔吾)に告られ、こちらでも充は流されちゃいます(弱ってるところにあんな優しくされたら仕方ないよ)。翔吾と一緒にいることで充は癒されて、なんとか光一の事を考えないようにしてるあたり、まだ未練ありあり。光一もしつこく連絡してくるし…本当に充を愛してたと思うんだよ。ただ愛し方をだいぶ間違えちゃってたんだな。充と光一がちゃんと話し合えてたり、愛の価値観を素直に表してたら、きっとこんな結末にはなってなかった(2巻カバー裏にまで余韻残してるし)。後書きに「光一はマザコン」って書いてあるのをみて、あ〜歪んだ愛情はもしやここから…?となんだか納得。2巻では翔吾(攻)視点も描かれてて、実はそんな前からマジ惚れだったのか〜報われて良かったな!と心から思ったよ。光一は酷い奴だと思ってたけど、なんだかんだ充を愛してただけだし(でもかなりの自己中だけど)憎めないなと感じたのでどこかで幸せになってたらいいな。翔吾が本当に良い子なので充はもう流されないでほしいです笑。
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