結び目をほどいたら【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】
壱ぼむ
このレビューはネタバレを含みます▼
壱ぼむ先生の作品、好きなんですよね。安心して読めるというか、穏やかに読めるというか。
大学生のゆづると、茶道家の涼輔のお話。堅苦しい家から逃れたい涼輔が、素直で真っ直ぐなゆづるに癒やされていきます。話を通して大きな波乱がないという意味では「あっさり」と感じる人が多いかもしれない。でも涼輔がゆづるを本当にかわいがって、ゆづるが涼輔をカッコよく思っている様子がすごく微笑ましい。あと涼輔みたいにすごく優しいけどたまにちょっと強引になる男の人、すごく惹かれる…(笑)
『きみが鍵をあけるまで』もそうでしたが、言葉では言い表しにくいんですけど、作者さまの描く作品の雰囲気がなんか好き!
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