200m先の熱
」のレビュー

200m先の熱

桃森ミヨシ

結末が気になる

ネタバレ
2024年7月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 恋愛もので10巻まで中弛みさせずに読ませる漫画はなかなかなくて、途中でリタイアしてきた作品は数知れずなのですが、こちらはいい感じのバランスでハラハラドキドキを供給し続けてくれます笑 きっかは自己肯定感も高めで、泰然としたキャラ。自己完結しているので他人から何かしてもらうよりかは与えたい側なんでしょうね。ましも君は幼少期からのコンプレックスをこじらせすぎていて、序盤の独りよがりな行動のオンパレードにこりゃないなと思ったら、後半になって明かされるきっかへの過去の献身的なエピソードがジワジワ刺さりつつあります笑 ひららさんは子供時代に感じられなかった母親からの愛情的なものをきっかに求めているのかなという気もします。だから少しでも気持ちが離れたと感じると見捨てられるという不安が一気に押し寄せて、きっかと向き合う工程をすっとばして突っ走ってしまうのかも。10巻までの印象だと、ひららさんとは対一個人としての関係性を構築する前に一気に恋愛モードに入ってしまったので、何かの拍子に壊れてしまいそうな脆さがあるような。出だしの数ページで登場するキャラクターとくっつくのが王道パターンとすると、最終的にはお相手はましも君になるのかな?ましも君が自分からはいったん完全に身を引いてからのドラマチックに一気に形勢逆転とかですかね。仕事、お金、人間関係の構築に自己実現..人生は考えなきゃいけないことが山積みですね😓
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