このレビューはネタバレを含みます▼
コミックス版2冊と未収録単話16巻までのレビュー。個人的に今年見つけた配信を一番心待ちにしている漫画。
16巻までの情事シーンは4回(副読編除く)。TL漫画としては少なめかもしれないけど、主人公達のヒューマンドラマにしっかりページを割いているからこそ個々の人物像が引き立ち、濡れ場もただ官能的なだけじゃない見応えのあるものに仕上がっている気がします。情事抜きでも1話読了後の満足度が高い。エロの添え物としての物語ではなく、きちんとストーリーが成り立っています。個人的に面白くなってきたのが二人の距離が縮まりだす単話9巻以降。ヒーローに対して恋を自覚したヒャナとヒロインを大切に思いつつ仇という立場上一線をひくホトヴァの優しさや切なさを感じるやりとりが最高に可愛くも胸苦しい。
二人を取り巻く世界も謎が多く、秘文やらラウザやらシグリンデルやら銀髪のおばあさんやら気になることが盛りだくさんですが、これから明かされていくのでしょうか。ホトヴァの過去もまだまだ掘り下げがありそう。兎にも角にも死にたがっているホトヴァと戦傑の花嫁コミックで死亡フラグ？が上がっているシグワルトには生きてほしい。願わくば、ハッピーエンドを。
レビューをシェアしよう！
ERR_MNG