このレビューはネタバレを含みます▼
社内SEの佐武鉄馬は､営業のエース祐川みさき先輩に憧れていました｡ある日打ち上げの飲み会で偶然先輩の隣りに座った佐武は､先輩から｢一晩くらい相手して欲しいな｣と言われて舞い上がってしまいます｡その勢いでホテルに直行し夢中で先輩を抱いた佐武は、一晩付き合って欲しかったのは飲み屋のハシゴだったと聞いてショックを受けるのでした｡優しい先輩は恥ずかしげに｢いやじゃなかったよ｣なんて言ってくれて､佐竹は｢またシたい…ということは…セ◯レ?｣と受け止めるのでした｡最初から両片想いの二人が､お互いの本心を言えないままにエロを重ねてゆきます｡言葉が足りず表現が色々オカシイ佐武に､なかなか素直になれない先輩という口下手カプのやりとりはそれだけでも面白いのですが､なんと言っても先輩の幼馴染で同期の樹秀介の反応が素晴らしいです｡倉庫で二人のイチャを目撃してしまい､佐武×祐川限定の腐男子となった樹が､佐武から惚気を聞いて即興で作った『デートはラ◯ホ』に爆笑しました｡1巻末で無事両想いを確かめ合った二人､2巻では佐武の初めてのプレゼンや残業で発覚する佐武のビビリ､初めてのお外デートなどテンポの良さとキレの良い笑いが変わらず楽しめました｡
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