このレビューはネタバレを含みます▼
イージーモードな人生が息苦しい清春×いつもマスク姿の図書委員・ミズキ。恵まれた環境で常にカーストトップにいながら、自分がなく流されるだけの日々にうんざりしている清春。息苦しくなると逃げ込む図書室で忘れられていたBLマンガを手に取ったことから、まったく交流のなかった図書委員のミズキと親しくなる。自分を出せずにいた二人の世界が色鮮やかに動き出す、卒業間近のアオハルもの。すごくよかった!楽しそうに笑ってる二人が可愛すぎるし、もっと一緒にいたい相手ができたのに、卒業というリミットがある切なさにギュッとなる。特によりしがらみが多く、ずっと足踏みしていた清春はなかなか気持ちの整理がつけられず、クリスマスは読んでるこっちも辛かった。いや、行くなって…。周りに流されてそのくせ誰のこともちゃんと見ていなかった清春だけど、しっかり自分にも周りにも向き合って、大事なものを取りこぼさずに二人で幸せになれてよかった。ミズキのマスクの秘密にびっくり&いい意味で裏切られた!これ続編欲しいなあ。大学生編とかその後が見たい。