凍土の王と千年の夢
」のレビュー

凍土の王と千年の夢

日野晶

絵柄が好み

ネタバレ
2024年7月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ だったんですが、受けが惹かれる描写が弱くて&展開が遅いようで早くて置いてけぼりとなったので2巻を買う手が止まってます。
描きたいところを描いたせいで必要な部分が足りず残念な感じというか…。
あと舌足らずな描写、最初の方は発音の難しさや不慣れ感を出したいのは分かりますし、そういった文化や世界観の違いを見せる細かな演出が好きなのでグッときたのですが、直してる、直す(治す)といった風な台詞があるのにずっと舌足らず(ところどころ赤ちゃん言葉状態)なままで、おまけにそのまま無理矢理体も重ねるものだから「もしかしてこの赤ちゃん言葉、ただの作者の性癖?」となってしまってからが何より一番無理でした。
話の間に文化の説明や解説があったから余計にです。
最後まで舌足らず系にするならその台詞いらなかったじゃん…。せめて他のキャラがその後舌足らずを指摘する台詞があれば受け入れられましたが。
描写力は強いし、絵も安定してて上手だけど、作者様の趣味が色濃く見えてしまうと個人的には商業作品ではなく同人作品じゃないかと思ってしまうので残念です。
好みになりますが、受けは転生前の方が性格とても好きなのでそっちで見たかったです。

【追加】2巻買いました。気になる言葉遣い(赤ちゃん言葉)は解消されました。世界観の細かな描写等は相変わらずお上手ですが、お話を構成する力が弱いので作者様の独りよがりでストーリーは進んでいきます。受けのキャラクター性も1話目と比べて加速するおばかキャラ&なよなようじうじキャラ(ブレるキャラクター性)女性のような話し方(台詞の選び方)などが気になってしまい、キャラデザと設定は好きなのに全部台無しにしたような物語でした。
もう少し商業的な読み物として構成力がほしい、ヴァイキング等世界観の描写を優先しているせいかキャラクターがブレブレなので、しっかりキャラクターを作り込んでほしいと考えてしまう、惜しい作品でした。
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