このレビューはネタバレを含みます▼
雲雀は心を殺して身売りをするSub。ある日雲雀を買いにきた強面Domの鴉に命令されて、この上ない快感を経験する。鴉に触れるたびに徐々に心を取り戻すがーー？
過去作『いい子ですね、命令しても？』と同時代のお話で、奏羽と国哉も出てきます。『いい子ですね〜』は多少コメディ要素がありましたが、本作は一貫してシリアス。心を失った雲雀が鴉に対して戸惑いながらも気持ちを許していく様子が丁寧に描かれています。
でも、鴉と身体を重ね、ようやく信じる気持ちが持てたとたんに鴉からバイバイされた雲雀。このときは胸がギュッと痛くなりました。鴉が雲雀の幸せを思ってのことだったのだけど、これは私も受け入れられないよ…！（笑）
でも鴉、雲雀を誰にも渡したくないという気持ちを行動で見せてくれた。この剥き出しの独占欲にキュンとした！！最後は鴉も雲雀に甘々。最初とは打って変わって鴉の表情がとても穏やかに……良かったです。
奏羽と国哉も少し大人になって、落ち着いた関係になりましたね。2人が見れて嬉しかった。それにしても雲雀と鴉に子どもを育てさせる（しかも後から2人追加される）のは何か意味があるのだろうか？次作へのフラグとか？考えすぎ？？
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