このレビューはネタバレを含みます▼
スピンオフですがスピン元未読でも全然大丈夫です。
アスマはいつもマッチングアプリで相手を探しては振られ、その度に幼馴染のケイゴに慰めてもらっている。ケイゴは「俺にしとけば」とアスマに迫るけれど、アスマはケイゴを受け入れられない理由があってーーというお話。
前半のアスマとケイゴのノリツッコミ的なやりとりがすごく面白い。これぞ幼馴染!って感じで、ずっと見ていたくなる。だからこそ「こんな2人の関係がどこからどうやって進展するのかな〜」とワクワクしていたのですが、次の展開でややモヤモヤ。
2人の関係が変わるきっかけは、ケイゴの「なんで嘘のプロフをアプリに登録しているのか」との指摘。そこで「俺はこんなこと書いていない」「乗っ取られた!?」とアスマ自身がそこでプロフの内容が自分のものではないと気づく……って、そんなことあります?無意識に書いたってこと??ここのくだりがすごく不自然な感じがして「??」だった。
ここを越えるとラストまではまた面白かった。なのでこの途中部分だけ惜しかったなぁ。読後にもけっこう残る違和感でした。個人的にはスピン元1作目のスゥのお話がいちばん好きだなぁ。