アルファの調印式【単行本版】【特典付き】
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アルファの調印式【単行本版】【特典付き】

池玲文

もう本当に最高でした。どうか18版も😩

ネタバレ
2024年8月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ αの中のトップオブザトップのαとは?と。オメガバの作品を読んでなんとなく思っていたら、ここにいた😩と。皇太子オスカーが冒頭で言っていた「至高のα」がそのたったひとりのαなんだと思ったら、作者設定から兵器…とツボってひとりクスクス。(全ての民を発情させる帝王を想像してしまった)

αですら発情させてしまうTheα、ルグラン宰相の運命の番が同じαである皇太子 オスカー(気の毒)。

そう思ってしまった物語前半は、ルグランのフェロモンにあてられながらも必死にαであろうとしているオスカーの姿。何かを言おうとしているのに、ルグランが一歩一歩近づくとΩになっていくオスカーが可哀想で…話ぐらい聞いてあげたら、と。

だけどもうルグラン宰相は、運命の番 オスカーの成長を待ちに待って待ちくたびれ過ぎて気が触れている男性だったんだ…と思ったら、あ、冒頭の時からわざとフェロモンを出していたんだな😩…と思ってルグランめ、と。

…と思っていたら、オスカー付き女中方の小話(「調印式から帰国後」)に、彼女達も同じ事を思っていたんだと。ルグランからオスカーに首輪(Ω)の贈り物って…。オスカーαなんだけど😠 と、彼女(女中)達と同じく私も…同感。ルグランの歓喜が凄く伝わる小話です。

そんなルグランの思い通りに進んでいた(…かもしれないオスカーと番うまで)も、オスカー主導に変わるのが結婚式延期発言(お見事…オスカー)

憔悴したルグランに、演技なのでは…と疑っても、あの女中達に聞きたいのに聞けない…😌 (どっちだろ…)
至高のαの涙は渋かったです。

願わくば…最後は待ち焦がれて気が触れたというルグランの16年が読みたいですね。p.102の思春期のオスカーを影から見るルグランの瞳は…もう。危険。

作者の作品って良いなと思うのが、マリッジブルーだと思っていたら実は…がめちゃくちゃ良くて、笑いました。

番シーンも、好きでしょ?と作者から感じたシーンで。そうなんです😩と。
ハムとか、カリッとかじゃなくて、あれだけのコマ数使って下さって、オスらしくて良かった。

最後。もうこの状況…本当に入婿じゃ?ルグラン、と大笑いでした。最高でした✨

単話では大人版を購入していましたが…出ないのでしょうか…??? ものすごく綺麗な絵の中に真っ白な世界…どうか単行本でも電子大人版を😩
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