このレビューはネタバレを含みます▼
表題と他6つ。2013年の作品。「くいもの処明楽」の次あたりだろうか。
BLのショートの詰め合わせ。ゲイとノンケのお話が多くて、心の揺らぎがたくさん描かれている。
随所に「俺はゲイじゃない、ホモじゃない」と自らの心を否定するようにホモフォビアが描かれる。
当時は、そうだったのだろう。
ゲイとノンケの組み合わせは、本当に難しいときく。このオムニバスでは、言うに言えずにいる男や、積極的なゲイが描かれ、ノンケが照れ隠しにギャンギャンする様がある。
それでも、心の揺らぎには惹かれるものがある。
この頃のえっち描写は、えっち中描写はほとんどない。なんか、BLの段階を感じるな。