魚住くんシリーズ
」のレビュー

魚住くんシリーズ

榎田ユウリ/岩本ナオ

交渉人で懲りたつもりでしたが買ってまった

ネタバレ
2024年8月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 交渉人シリーズの芽吹さんが本当に無理過ぎて、星1評価つけた者です。この先生は、漫画家シリーズの受け攻めとかは好きだったけど、本当に書きたいのはこっちの路線なんだなぁ…とわかったので、もう買わないつもりだったのですが、角川版がセールになっており、安かったので買いました。最終的に読みたいが勝った。表紙はね、重たくてシリアスで暗い気持ちになる作品だと思わないでしょ?榎田作品は結構「生きる」とは、みたいな生命の根幹に向かって問いかけてくるような作品多いので、人が死んだり、受けが自傷行為したりします。メンタルの危うい人は読むのやめましょう。引きずられます。この作品は特にそう。めちゃくちゃ絶賛されてるけど、万人受けじゃないと思うよ…。さちのちゃんの話とか本当に読みたくなかったので、飛ばしました。サリームとかマリちゃんの個別の話も、彼らにそこまで興味なかったので流し読みでした。BLが読みたいんです。この先生、BLの一番美味しくて悶える恋愛部分本当にお上手なのに、そこに行き着くまでが長いし、短いのよ。久留米が本当は好きなくせに、自分の気持ち認められないでウダウダやってるのとか、好きって言わないでいたくせに、横からトンビに油揚げ掻っ攫われそうになって急にいっぱいいっぱいになって、松坂牛中止させて受けのこと抱いたり、めっっっちゃくちゃ最高の受け攻め書くのに、その周辺人物たちや本編が興味持てないのよ。。受け自身の重い過去の話とかは、なんで受けがこういう人物になったのか、とかわかって面白いんだけど、自死した先生の弟さんとか、受けのこと襲った奴とか、めちゃくちゃ場を引っ掻き回していったくせに退場するとき解決編あっさりで、アレなんやったん??みたいな、嵐のように次々と事件が起こって、それにも疲れました。ようは話の作りが古いんだと思います。実際古い作品なので、仕方ないんですけど。とにかく絶え間なく受けは傷を受け続けてる感じ。そこに人生訓垂れられて、聞きたくもないお説教聞かされてる気分だ。BのLが読みたいです!攻めの大雑把でぶっきらぼうなところとか、ふたりっきりになるとどうしていいかわからなくなっちゃう可愛いところとか、そういうのがもっと読みたいんだよー受けも攻めも好きなだけに、それ以外が本当にしんどかったよーしかも、遠距離恋愛エンドか…今度こそもうこの先生の作品は買わなくていいかな…と思うんだけど…
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