君がわるい恋の話
」のレビュー

君がわるい恋の話

大麦こあら

とっても魅力的なキャラ

ネタバレ
2024年8月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 総ページ数252、ページ数だけでなくお話自体もとっても読み応えがありました!
陰キャと陽キャ、ゲイとノンケ、組み合わせ自体はよくありますが、なんていうか…。キャラクターが魅力的なのでしょうか。読んでいて全く「ありがち」とは思わなかったです。

陽キャでノンケの拓郎が、かなりつかみどころのない不思議な雰囲気で、実は闇が?こじらせが?などと穿ったり(私が)。
ゲイのひろむが、これは完全に拗らせている卑屈な完璧なる陰キャだなと思ったり(私が)。
でもお話が進むにつれて、2人のすっごく真っ直ぐなところや芯の強いところなど、色んな魅力がじわじわと出て来て
後半はもう2人が可愛くて可愛くて仕方が無くなりました。

この、キャラが実際に成長しているのを見るというだけではなく、読者に見えていなかった真の部分が顕わになっていくというのも、読んでいてキャラに愛着が湧く要因なのかもしれません、
2人の関係も、先に好きになったのはひろむの方なのに、付き合うかどうかというところになったら積極的なのは拓郎の方だったり、
陰陽以外にもでこぼこコンビなのが楽しい。
あとはとにかく顔面が可愛い。
丸顔だから幼くも見える。でも何だろう 表情が男の子なんですよね。だから女の子に見えちゃう~みたいなマイナス面は無かったです。

あと、ちゃんと絵が上手。体育祭のシーンがありますが、個人的に、「走ってるDK」がどのくらい自然かつ躍動的かどうかで絵の上手さを感じる癖があるのですが、
花丸満点です!!!
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