ひだまりが聴こえる【単行本版】
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ひだまりが聴こえる【単行本版】

文乃ゆき

BLじゃなくて…!

ネタバレ
2024年8月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2024年7月時点で出てるシリーズ8冊(春夏秋冬3まで)をすべて読みましたが、これはBLにする意味があるんでしょうか?
友情物語でいいような気がします。
受けの太一がガサツ過ぎて、攻めの航平が太一のことをラブの意味で好きになる要素が全くわかりません。
いい奴なのはわかるので、友情ならわかるんですけど。
また、太一がウブ過ぎて、そういう雰囲気になっても照れ隠しですぐ航平に暴力?振るうシーンにも、まったくラブが進展しないのにも、もう飽き飽き。
8冊もかけてキスだけ、それすらもまだぎこちないし、照れ隠しの暴力は継続。
あと、登場人物を広げすぎです。
さらに、脇役それぞれの事情を深掘りしすぎて、BLからどんどん遠ざかります。
主人公、誰でしたっけ、、、?という感じで、ふたりきりのシーンだけではなく、太一と航平それぞれの出番すらも、どんどんなくなっていきます。
もう一冊に数ページとかの勢いです。
航平の聴覚障碍というテーマ、太一のキャラクター、周辺の人間模様を描きすぎなところから、ラブなしのヒューマンドラマだったら、まぁなんとか納得できるストーリーだとは思います。
元々ヒューマンドラマとして描かれていたとしたら星3.1、BLとしてなら星0.2。
でも、BLが読みたくて買っているので、もう後悔しかありません。
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