どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます 【連載版】
セレン/碧貴子/すらだまみ
このレビューはネタバレを含みます▼
作戦は悉く失敗するし脇が甘いし足元掬われるし…この男主人公は何をしているの?ヒロインに対しては熱情があるから本物の愛だ、と言ってる解釈で読みましたが、それセイ欲なのでは…?初体験の快感に溺れたって胸中打ち明けてるし。主人公が魔力暴走した時だって、それだけ主人公が危険な状態だったのに、ライバルを抱き上げてるんだよ?そりゃ死にたくもなるわ。その後目覚めて「やだやだ!好きなんだ!」ってごねられたくらいでよく絆されたな…と感心しちゃいました。こんだけ一貫性がなくてブレブレの人に「ライバルは妹のように大切に思ってる!」と言われても、色んな人を同時に愛せる系の男かーと思えて萌えませんでした。束縛&執着男は大好物なのですが、ことこの作品に関しては「それってただのダメ男じゃね?」という描写が多過ぎました。男主人公、年を取ったら「妹みたいに可愛い」女と遊びそう。あ、でも制約魔法でできないのか。軍配は主人公のために先手を打ったお父様ですね。この作品の1番の功労者はお父様です。
いいね