追放されたので、前世のレシピでパン職人はじめます!
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追放されたので、前世のレシピでパン職人はじめます!

さつきにこ/櫛田こころ

御都合主義が過ぎると興醒めする

2024年8月18日
冒頭、冒険者パーティーから役に立てずで脱退。
パーティメンバーも脱退の意志表示に苦渋の顔を浮かべており、蔑みや確執は無い。
単身で移動中、足を踏み外して崖から転落した処をヒーローに助けられ、屋敷で介抱を受ける。
そして転落のショックで自身の前世が日本人であることを自覚。
前世ではパン職人であったが、この世界のパンは頗る美味しくない・・・と、なれば・・・・

ここまでは面白かった。問題はここから先。
記憶の覚醒によりナビゲーションという名の精霊登場。(しかも女の子が大股開きでさ😌)
主人公の傍に着くようになるが、パンを作るにあたって全自動の撹拌機や醗酵器など必要なキッチン家電に変身してしまうのだ。主人公は材料を放り込むだけ😉
記憶を元に前世の方式で作るというのはよくあるが、全自動の機材まで取り揃えてしまっては興醒め。
パンのマズイ世界において唯一無二の手法を用いられては主人公はちやほやされるかもしれないが製法の普及には至らない。どうやって教え広めるの?
もうこの時点で魅力を感じなくなってしまった。
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