手中に落としていいですか【単行本版】
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手中に落としていいですか【単行本版】

くれの又秋

読んだら最後・・・手中に落ちます

ネタバレ
2024年8月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻読み終わったあと、2巻読み終わったあと、読み終えるたびに手で顔抑えるくらい続きが読まずにいられなくなる。「次巻買おうかな?どうしようかな?」とかのレベルではなく手が無意識に即ポチするくらい面白い。こんなに面白かったんだと感動しました。試し読みではわからないけど、1巻通して読むとこんなにキャラの心情を丁寧に描いてるんだ、って驚きました。要所要所にセリフがないシーンが出てきます。キャラの仕草や目線で感情を表現したり、エロさを表現していて読めば読むほど強烈に惹き込まれていきます。糸目の攻めも主人公の受けもどちらも色気があって可愛さもあって、抜けてる所があって人間的な魅力の描き方もすごい上手です。“攻めは学歴性格実績すべてパーフェクト、受けは女の子のように可愛い”みたいなよくある設定で表現しません。雨の日に主人公を追っかけて派手に転んで顔汚れたり、好きすぎてなんとか主人公を落とせないかズルい手を使ったり屁理屈言って言いくるめようとしたりする。卑怯で抜けてる姿があるからこそ、主人公に真剣に愛を伝える瞬間の真顔だったり、初めて体を繋ぐ時に主人公を体で落とすはずが自分が先に我慢できずに限界迎えちゃう苦しい表情とか、ギャップにぐっと惹き込まれていきます。主人公もシャツからうっすら覗く体格が筋肉美で、可愛い体型ではなく男性の色気があります。なんとか冷静にレビュー書きたいと思ってるのに、この漫画は悶えるシーンが次から次へとやってきて「もーやめてくれーー」って良すぎて頭かかえたのは初めてw 胸いっぱいなのにまたすごい良いシーンがやってくるので抱えきれなくなるw 主人公も性格まっすぐで信頼できて中身も見た目もイケメンなんですよね。だから一度で2人の魅力的なイケメンを見れてて2倍贅沢してる気分になります。次巻にいくまでの終わり方が上手すぎて、作者なにものなの!?ってくらい憎らしい。ハラハラして「次どうなんの!??」ってドラマみたいな終わり方します。巻を追うごとに2人の関係が縮まっていったり過去の背景がわかっていくので、どんどん沼っていく。ほんとタイトル通りです、1度読んだら最後、作者の手中に落ちます。読むほどどんどん深くて面白い展開になっていきます。4巻まで読みましたが、まだ続くみたいでガッツポーズしました。この作品は終わらないで。心から願う。
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