西暦2184年頃人工合成人間ジョーカーがいた





2024年8月31日
人口合成人間の設定その他を受け入れられれば、先の読めないストーリー展開に乗って、ジョーカーの特殊な人生と、ジョーカーに惚れた六道の人生の交錯点の閃光を最終巻第8巻まで、固唾を呑んで見届けようと思うだろう。
始まりから最後まで、作品はSFとして未来の世界にあって、しかし中の人間達は今とあまり変わりがない生活をし、感情の機微も現代の我々と同じように持ち合わせ、特に機械だらけでもなく、六道は昭和的なアパートに、富裕層はクラシックな洋館風邸宅に住む。
しかし特捜司法官という特殊な任務で日々超人的働きをしているジョーカーらには、非情な現実がある。
六道とのロマンスは人間臭く、六道の日々は切なさが増すし、巻を追うに従い深まるふたりの間柄にある種の緊張は常につきまとう。
スパイスとして恋愛があるのではなく、ふたりの出会いがあっての、ジョーカーの定められた生き方、それに向き合わなければならない六道のやるせなさが描かれている。
しかしアクション物であり、流血シーン多い。人が殺される事が必ずあるようなサスペンス劇場の事件の犯人の捕り物に関わるドラマの裏筋を走る劇みたいに、真相は時に警察を置き去りにして、特捜司法官の手の内で片付けられ、事件一つ一つ一応決着はしていくのだ。巨大な敵との最終決着まで、事件相互が絡み合いながら。
敵の陣営の実態的な大きさが不透明だった。また、究極倒さなければならぬ相手が終盤に至って当初の目的を見失った為に、対立構造は手段の問題ではなくなり、戦う対象がコンピュータに移ったことは、私には作品のゴールポスト変化に感じた。
全8巻。初期は劇画調、段々線が変わっていく。
絵柄が13年間で変わっていくのはある程度仕方がなかったかもしれないが、第6巻106/228の顔アップはもう少しそれまでと一貫性を強く持たせて欲しかった。
六道の同僚のキャラが普通に楽しませてくれる。
利用者コミュニティであるシーモア島で本作品の存在を知った。感謝!
始まりから最後まで、作品はSFとして未来の世界にあって、しかし中の人間達は今とあまり変わりがない生活をし、感情の機微も現代の我々と同じように持ち合わせ、特に機械だらけでもなく、六道は昭和的なアパートに、富裕層はクラシックな洋館風邸宅に住む。
しかし特捜司法官という特殊な任務で日々超人的働きをしているジョーカーらには、非情な現実がある。
六道とのロマンスは人間臭く、六道の日々は切なさが増すし、巻を追うに従い深まるふたりの間柄にある種の緊張は常につきまとう。
スパイスとして恋愛があるのではなく、ふたりの出会いがあっての、ジョーカーの定められた生き方、それに向き合わなければならない六道のやるせなさが描かれている。
しかしアクション物であり、流血シーン多い。人が殺される事が必ずあるようなサスペンス劇場の事件の犯人の捕り物に関わるドラマの裏筋を走る劇みたいに、真相は時に警察を置き去りにして、特捜司法官の手の内で片付けられ、事件一つ一つ一応決着はしていくのだ。巨大な敵との最終決着まで、事件相互が絡み合いながら。
敵の陣営の実態的な大きさが不透明だった。また、究極倒さなければならぬ相手が終盤に至って当初の目的を見失った為に、対立構造は手段の問題ではなくなり、戦う対象がコンピュータに移ったことは、私には作品のゴールポスト変化に感じた。
全8巻。初期は劇画調、段々線が変わっていく。
絵柄が13年間で変わっていくのはある程度仕方がなかったかもしれないが、第6巻106/228の顔アップはもう少しそれまでと一貫性を強く持たせて欲しかった。
六道の同僚のキャラが普通に楽しませてくれる。
利用者コミュニティであるシーモア島で本作品の存在を知った。感謝!

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