このレビューはネタバレを含みます▼
東京から来た胡桃澤さんの田舎暮らしを、シンプルな愛らしい絵柄で描かれています。
バイクの爽快感に歌う宇佐くんの登場シーンは、人柄が表れていてとても好き。職人の宇佐くんが胡桃澤邸を直していくのも、土地の人を紹介していくのも、ごくごく自然で頼もしいです。
東京から才川くんが訪ねてきた話では、胡桃澤さんの新生活を第三者視点で見ることができました。冒頭で寝転んでいた理由も分かります。そして宇佐くんと出会ったことで、より土地に馴染み、田舎暮らしに楽しさを見い出している様が素敵でした。
秋冬編は未読なので、とても楽しみ。短編集しか読んだことのない作者様だったのですが、他作品も読んでみたくなりました。